シマンテックによるインターネットセキュリティ脅威レポートが発表された(4月12日)。
同レポートによれば、2010年は標的を絞り込んだ攻撃の年だった。多国籍企業や政府機関、小規模企業に的を絞ることによって、検出されずに企業に侵入する成功率を上げた。多くの攻撃者は各企業内のキーパーソンを探し出し、その人物に的を絞ってソーシャルエンジニアリング攻撃を行い、侵入に成功している。このような手口の巧妙化と同時に、初心者でも容易に利用出来る"攻撃ツールキット"の蔓延によって量も増加。一日あたりのWebベースの攻撃が昨年比で93%上昇した。
攻撃の対象となったものは個人情報が最多であったが、知的資産の盗難なども発生。2010年のハッキングによる情報漏洩では、1インシデントあたり、平均で260,000件の個人情報が流出している。
また、ソーシャルネットワークがネット犯罪の温床、としている。2010年は、短縮URLをソーシャルネットワークの友人のニュースフィード経由で大量配信し、フィッシング攻撃とマルウェア攻撃の両方へと誘導された被害者が大幅に増加した。
さらに、ユビキタス化が進むモバイルデバイスは、セキュリティ上の脆弱さが指摘される。企業活動とも切り離せなくなっているスマートデバイスにおいて、いかにリスク管理していくかが、今後の企業の大きな課題といえよう。
