早くも8月。夏休みには、子供たちをどうやってインターネット上の危険から守るかを心配する親御さんも多いでしょう。今年はスマートフォンやスマートタブレットが急速に普及していることもあり、例年よりも一層、ご家庭での細やかな指導と配慮が必要です。

ITPro(日経BP)に、スマートフォンの普及と青少年保護に関する記事があり、総務省の「利用者視点を踏まえたICTサービスに係る諸問題に関する研究会」が6月20日に開催した「青少年インターネットワーキンググループ(WG)」の第9回会合の内容を紹介しています。


同ワーキンググループは、「青少年が携帯電話機からインターネットにアクセスする環境整備」を目的として継続的に会合を開いています。
今回は、主に「スマートフォンのアプリ経由での有害情報アクセス」と「スマートフォンで無線LANに接続する際のフィルタリング」が検討されました。

-------以下、記事引用----------
議論の的になっているのが、前回会合で事務局の総務省から挙げられた検討課題である「スマートフォンのアプリ経由での有害情報アクセスへの対処」および「スマートフォンで無線LANに接続する際のフィルタリングの提供について」である。
(中略)
 こうした現状を踏まえた上で藤川氏は、携帯電話事業者や販売代理店には、無線LAN経由ではフィルタリングが利用できない場合があることを周知すべきだとした。さらに、端末メーカーに対しては、フィルタリングソフトの開発事業者などと協力して、端末にフィルタリングソフトを搭載するといった検討を開始することが望ましいと述べた。
-------ここまで : 引用----------

記事にあるように、スマートフォンからインターネットを利用する際にフィルタリングソフトが機能しない場合があるそうです。
アプリ経由で、または無線LAN経由でインターネットにアクセスすると、フィルタリングソフトが機能しない場合があるということですが、今は無線LANを引いているご家庭も多いでしょうから、ぜひご注意ください。

スマートフォンもPCと同様に、多様なセキュリティ対策が求められています。
フィルタリングソフトは既知の有害情報に効果的ですが、上記のようなケースがあることも念頭において、未知の問題にも対応できる操作ログ取得などのセキュリティ対策も検討する必要があると考えられます。

参考:ITPro「アプリ制限や無線LAN監視...」、スマホ普及は青少年保護に影響

アンドロイド携帯のセキュリティは、企業やビジネスユーザーにとって非常に関心が高い分野です。アンドロイド携帯用のログ管理ツールを使って何ができるのか、「スペクタープロ for Android viaメール」の機能についてご紹介します。


Android(アンドロイド)OSを搭載したスマートフォンは、今年も続々と新モデルが発売されています。
スマートフォンを実際に使い始めると、その多様な機能を仕事でも使いたいと考えるのは当然の心理でしょう。しかし、アンドロイド携帯のセキュリティ問題がネックとなって正式導入に踏み切れないという声もよく耳にします。企業としての導入だけでなく、個人的なビジネス利用も制限している企業が多いようです。

「スペクタープロ for Android viaメール」は、携帯端末から離れた場所にいながら、その端末の利用状況をモニタリングすることができます。企業が配布するスマートフォンであれば、社員の行動を明確に把握できるということは大きな安心材料となるでしょう。


「Spector Pro」は、PC端末のログ管理ソフトとして、アメリカを中心とする全世界の企業に多数の導入実績があります。
「Spector Pro for Android viaメール」は、PC用のSpector Pro(スペクタープロ)の実績をもとに、ビジネスシーンで求められる機能を熟知した上で開発されています。ショートメッセージサービス(SMS)、閲覧したウェブサイト、位置情報などが記録され、管理者は遠隔から端末の利用状況をつぶさに把握することができます。

例えば、いつ、どんな内容のメッセージをSMSで送ったのか? 昨日は、いつ、どこで、どれだけ時間を費やしていたのか? 業務時間中に閲覧したサイトは適切なウェブサイトだったのか? 

このように部下や社員の行動を遠隔からチェックすることができるというのは、会社の機密情報を保護する上でも、業務効率アップにも効果的です。更にAndroidを標的にしたマルウェア、ボットネットに対しても、そのスマートフォンをどのように操作したかという正確な記録(操作ログ)が取得されていることは、後日の正確な事実検証を可能とするため、万が一のインシデント発生時にも大きな助けになります。

カナダのリサーチ・イン・モーション(RIM)が、従業員2000人の削減を発表しました。スマートフォンの草分けである「ブラックベリー」の開発販売元である同社は、この5年間で従業員を約4倍と大幅に増員してきました。

欧米のビジネスパーソン中心に人気を誇ってきたブラックベリー端末は、このところのiPhoneやアンドロイド搭載端末の人気上昇によって苦戦を強いられています。
RIMは全従業員の11%に相当する人員削減と同時に経営幹部も異動。コスト圧縮と組織再編によって、再浮上を図る模様です。

フィンランドのノキア(Nokia)も2011年第2四半期の決算が振るわず、前年同期の純利益2億2700万ユーロが、4億8700万ユーロの赤字に転落したことを発表しています。Nokiaは今年2月、米Microsoft社との提携を発表。Windows Phoneに注力し、iPhoneやアンドロイド携帯に対抗していくことを明確化しています。

世界でも日本でも、スマートフォンのビジネス利用の勢いはとどまるところを知りません。その中でも、ブラックベリーの鈍化が物語るように、一般コンシューマーが好むスマート端末がビジネスシーンにどんどん入り込んできます。いかにして、コンシューマーの心と企業のセキュリティニーズを満たすか。誰にでも使いやすく、確実性の高いセキュリティ対策が、いま一層求められています。

引き続き、ソフトバンクBB、ソフトバンクモバイル、ソフトバンクテレコム主催のイベント「SoftBank Days 2011 in Tokyo」で紹介されたiPad利用事例を紹介します。

iPadの販売元であるソフトバンクテレコムの事例です。ソフトバンクBB、ソフトバンクモバイル、ソフトバンクテレコムの宮内謙副社長兼COOが、基調講演「iPad活用企業の実績と効果」で同グループにおける利用例を紹介しました。

ソフトバンクグループでは、業務端末として合計1万6000台のiPadを配布しているそうです。
特にソフトバンクテレコムでは、紙の提案資料は廃止しiPadで顧客の要望にあわせた提案や、動画での説明の活用が可能になった他、社内ネットワークで過去の資料を検索したり、同僚からのアドバイスを受けたりできるようになりました。 
結果として、iPadの導入により
 -営業の訪問件数 3倍
 -提案件数 2倍
 -獲得回線数 2倍
 -残業時間 50分/日削減 (=時間を創出)
 -その他 Creativityがあがった。
     提案試算や申込書作成からオーダーまでに即時対応できるため、
     受注までの所要日数が平均10営業日から2~3営業日に短縮。
 -総合すると、営業実績4.5倍、生産性4倍

という実績が上がっているそうです。

企業のスマートフォンやスマート端末活用には、特にセキュリティの不安がつきまといます。これに関しても、端末情報や利用者情報、セキュリティ情報などのデバイス情報管理などの対策が紹介されました。

スマートフォンやスマートタブレットは、セキュリティ面での不安がなくなれば、活用を積極的に考える企業は多いはずです。スマート端末と同時に、そのセキュリティも注目分野となっていくでしょう。

SoftBank Days 2011 in Tokyo の様子をご報告します。
iPadなどスマートデバイスのビジネス利用を啓蒙するイベントですが、昨年に比べて、活用事例も格段に増えているようです。会場には(2000席)も満席だったように思います。


基調講演「iPadを活用したソリューション事例」では、「新しい営業スタイルの確立」として株式会社LIXILが紹介されました。

株式会社LIXIL(リクシル http://www.lixil.co.jp/)は、TOSTEMやINAX、新日軽などのブランドが統合した会社です。株式会社住生活グループの事業会社5社が今年4月1日に統合し、傘下には販売、生産、メンテナンス、サービスなどの各種子会社、海外拠点も多数有し、同グループ最大の事業会社となっています。

LIXILの営業カンパニーの最大の課題は、それまで5社が展開してきた豊富な商材とサービスをいかに効率的に提案するかでした。全商品のカタログが多すぎて、積み上げると4mもの高さになってしまうほど。それでは資料をすべて持ち歩くことが不可能なだけでなく、営業が対象商品のカタログを探し当てるのも難しくなってしまいます。
そこで、トップダウンで、iPadを営業ツールとして導入することを決定。約5ヶ月で、営業全員に5,000台のiPadを配布しました。

iPad導入効果を数値化したものが以下です。
 -営業生産性アップ 20%、
 -カタログ費削減 50%、
 -パソコン数削減 1/3、
 -営業時間 10%創出、
 -売上 10%拡大、
 -その他 電子カタログ化、パソコン共有化の進展 

さらに何よりも、営業活動が変わり、お客様の評価が変わったことが大きいそうです。
紙のカタログでなくiPadで営業すると、お客様がiPad自体に興味をもってくれる。更に、対象商品のカタログを持っていないため出直す、などがなくなった。少し調べる必要があっても、ネットですぐに調べられる、など、紙のカタログを持ち歩いていた時には得られなかった大きな改革が進んだそうです。

LIXIL内でも、INAXなどが従来からスマートフォンを積極的に導入してきました。現場のすでにニーズを把握していたことや、スマートフォンのセキュリティ対策にもノウハウウがあったことは効果的な導入に大きく貢献したはずです。
また営業スタイルの変革を現場が実感できている点に注目したいのですが、これは、iPadを営業自身がきちんと操作・活用できていることが大きいでしょう。エンドユーザー(この場合は自社営業)がちゃんと自在に使いこなせる媒体であったことが、この顕著な実績を短期間で上げることに貢献したことは間違いないと言えます。

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